私が起業支援をしている理由。

起業支援という道に入って丸5年。
私の前にはいつも、尊敬する師匠がいました。
その師匠と取手市の起業支援事業が
今の私を育ててくれました。

6年前の4月1日。
まだ2歳半だった娘を母に預けて
飲食店を開業して。
自分の真ん中なんてわからないまま
ただ闇雲に走り続けた1年。

注文はたくさん入るようになったけど
自分の幸せがなんなのかなんて
見向きもしないまま走り続けていたから、
気持ちが追いつかなくなっていって。
「苦しい」しかない。
娘と一緒に笑うこともできない。
このままじゃダメになる。
そう思って、
立ち上げたお店を手放すことにしました。
私が飲食店をやっていた1年間。

電車で通う道中、
取手駅で手にした起業支援のフリーペーパーが、
私の心の支えでした。
いろんな起業家のインタビューが掲載されていて
新しく発行される度に必ず手にしては
勇気をもらっていました。

そして、お店を辞めた直後に手にした記事で
発行元の起業支援施設が
スタッフを募集していることを知りました。
私は、そこで出会った代表の横で
起業とは何かを、ずっと見させてもらい。

起業とは
自分らしく生きる
その選択肢の1つである。


代表が書いたコラムに、そのままのタイトルの
「自分らしく生きる」という記事があって。
「私も、本当に、そう思います!」と伝えたら
「佐々木さんのことを思い浮かべて書いたんだよ。」と
意外な回答が返ってきて。

自分を見失って自信も失っていた私が
いつの間にか自分を取り戻せたのは、
代表が その在り方を通して、
「あなたは あなたを生きるんだよ。」ということを
何度も何度も教え続けてくれていたからだと思います。

その頃から私は、
起業支援事業の現場責任者を任せてもらうようになり、
取手の自宅でもリノベーションを始め、
「自分の本当を生きる場所」として
古民家シェアスペース「あかりのありか」を
運営し始めました。
私なりの起業支援の始まりだったように思います。

そしてやっとカタチになってきた去年。
代表が初めてあかりのありかに遊びにきてくれて
「rebornやな。」と。
「佐々木さんは、reborn。再生。
“人は生まれ変われる”ってことを伝えたいんやろな。」と。

そうなんだと思う。
自分を生きられなかった私 が
自分を生きる私 に生まれ変わって
それはすごく大きな大きな変容で、
自分自身の崩壊が必要だったけど。

生まれ変われて、良かったと思うから。
そして、壊れたあとには必ず、
再生できることを知ったから。

伝えたいんだと思う。
誰だって、いつからだって、
もっと自分らしく生きていいんだってことを。
もっと自分を大切にしていいんだってことを。

そして、信じているんだと思う。
きっと誰もが
自分らしく生きられることを。
自分で造り上げた壁が壊れたら
そのあとには必ず、再生するときがくることを。

起業という1つの選択肢を通して
伝えていきたいと思っています。

最後に、代表のコラム。
「自分らしく生きる」
https://match-town.jp/column/yoshida001/

この記事を書いた人

佐々木 しづか

根っこのある暮らし研究所 代表/CANVAS合同会社 副代表
茨城県多拠点でシェア施設を運営して、起業や移住、子育てのサポートをしています。
講座やセッションはオンラインで全国どこでもOK。
旅する暮らしをしているので出張講座も可能です。
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